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黒いiPodから始まった事件はどこへ向かうのか…。
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第一部が終わったので、充電のため、しばらくお休みします。

第二部で最初に考えていたラストシーンを迎える予定。第二部のタイトルはほぼ決定しています。第一部が時間軸をあっちいったりこっちいったりしていたのに対し、第二部は時系列に進める予定です。ただ、まだまだ決めかねていることがごちゃまんと…。

充電中は、たくさん映画観て、たくさん本読んで、ときどき短篇でも書こうと思ってます。
(観た映画や、読んだ本のことはTwitterでつぶやきます)

またお会いできる日を楽しみに、皆さんのハッピーな読書ライフをお祈りしております。

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つぶやいてます。Twitter @inomama2

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 映画等気ままに書いてるメイン・ブログです。

『シャッフル』
 自作の長編小説です。漆黒のiPodから始まった事件はどこへ向かうのか…。

『レボリューション・ファイアワークス』
 自作のSF小説です。奴隷階級のハナビが助けた少年はパイロキネシスを持っていた…。

『レッツ・ダンス』
 自作のフィギュアスケート小説です。ロシア・オリンピック、高橋大選手の金メダルの演技に会場全体が沸く…。

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 自作の学園小説です。豊高の不良たちに絡まれる雛菊と陽子。雛菊は顔を見せぬ青年に救われる。屋上に残された白骨死体。彼の目的は…。

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さかいはアキラに目で合図をして、死体のマシンガンをゆっくりと持ち上げて上に向かった撃ちまくった。そして、ケータイに向かって話した。
「始末しました。いえいえ、追加料金さえいただければ、何の問題もありません。それでは」
さかいは死体のベルトにロープをくくりつけて、ロープを何度か引っ張った。死体はロープに引かれて窓ガラスを割って、外へと飛び出して行った。
「坊やのこと殺しちゃったから、よろしく。それから、ここ火をつけるから、さっさと出なよ」
上の方で大きな爆発音がした。さかいが目を丸くして言った。
「坊や…」
さかいのケータイが鳴った。慌てて、電話に出るさかい。
「はい!元気が取り柄のさかい運び屋センターのさかいです!…いやぁ、そう言われても、物として運べればよいと言われましたよ。クリーニングはオプションで今回はいらないとのことでしたよね。…はい、毎度ありがとうございます!早速取りかからせてもらいます!」
さかいは電話を切って、笑顔でアキラを見た。
「坊や、よくやった。またまた追加注文だ。墜落したヘリを運ぶ。こりゃあ、大仕事だ。そうだ、名刺渡しとくから、困ったことがあったら連絡してきな」
さかいはアキラに名刺を渡した。アキラはゆっくりと玄関に向かう。
「おい、坊やは死んだことになってんだから、どっかに隠れろよ。生きてるのバレたら殺されるかもよ」
アキラは何も答えずに歩き続ける。
「可愛げのないガキだ」
さかいはガソリンをまいて、窓から飛び出した。
奥から放たれた銃弾を避けるアキラ。弾は大きなゴーグルを外した男の顔の横を飛んで行った。男はパニックになり、階段で下へ降りた。階下から聞こえる爆発音。アキラはマシンガンを撃ちながら奥へ向かって走った。マシンガンの弾で地雷が爆発し、鉄球が飛び交った。奥で真っ黒なボディースーツの男がライフルを持ちながら身をすくめる。すべての罠が破壊され、ライフルを構えようとしたが、もう遅かった。アキラの両膝が男の顎を蹴り上げ、両肘が頭に叩き落とされた。頭が変な向きになり、男は倒れた。アキラはポケットから何か小さなものをいくつか取り出した。
スミレの瞳が不安に揺れ、両手でしっかりアキラの服の裾を掴む。
「今の俺ではお前を守りきれない。この人について行ってくれ」
スミレは激しく首を横に降る。
「約束する。強くなって、俺がお前を守る。俺はお前を守るための騎士・ナイトだ」
スミレの目から涙がポロポロとこぼれ落ちる。
「お前はもっともっとキレイになれ。お前は俺のお姫様だ」
しゃがむアキラ。スミレが顔をあげてアキラを見た。そこにはアキラの優しい笑顔があった。スミレはアキラにしがみついた。自分のすべての力を込めて。優しく抱きしめるアキラ。スミレはアキラの頬に口づけをして、ジーニーのところへ行った。
「あいつら下で待ち伏せしてるぞ」
「知ってるよ」
アキラは耳につけている通信機を指差した。
「じゃあ、そろそろ行くか」
ジーニーがスミレの手を握った。懸命に涙をこらえようとするスミレ。
「我慢しなくていい。泣いていてもお前はキレイだ」
「アキラ!」
スミレの声と涙を残して、二人は消えた。
「やなこった。なんで、お前の願いを聞く必要がある」
「お父さんから、あなたは生に執着していると聞いてる」
「ああ。この世は楽しいからな。それがどうした」
ジーニーが左胸に手を当てて、不可解な顔をした。
「何かしたのか?」
「さっき、パンチを打ったときに、あなたの体に虫を入れさせてもらった」
「虫!?」
「そいつが、あなたの心臓をゆっくりと食べている」
「ふざけるな!」
「俺のお父さんを誰だと思ってる」
「サトル…」
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