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黒いiPodから始まった事件はどこへ向かうのか…。
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ベンチに座るさくらと春日。
「さくらさん、あのおもちゃなんだったんですか?」
「おもちゃ…ああ、あれか。あれはマックのハッピーセットのおもちゃだよ」
「そんなこと分かってますよ。あれが動くとどうなるんですか?」
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「さくらさん、ちょっと待ってくださいよ」
さくらは額に嫌な汗を浮かべつつ、振り返りもせずに早足で歩いていく。
「さくらさん…」
春日は諦め顔で、さくらの後をついていく。
薄暗い通路を抜けて外へ出ると、まぶしく沸騰するかのように暑い日差しが二人を襲う。
「いいですよ」
さくらはツヨシにそう答えると、いらいらしている春日を尻目に、研究室をゆっくりと見回し始めた。
「お一人でおられることが多いんですか?」
ツヨシがさくらをじろっとにらみつける。
ツヨシはとても不快だった。なんなんだ、この刑事たちは。家で死んだんだから、俺関係ないだろうが。別にタカシと仲いいわけでもないし。なめてんのかよ。特に若い方の刑事だ。何嬉しそうな顔してやがんだ。練成しちゃうぞ。
「おい、メールだぞ」
ツヨシの携帯からアニメ声のメール着信音が流れる。
聖都大学 工学部

正門前で看板を見ているさくら。
「また、ここに来ることになるとはな…」
さくらの横に小柄で若い刑事がいる。刑事になり立てらしく、全てのことが楽しい子犬のように目を輝かせている。
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