にほんブログ村
This is a damn world.
The hatred and sadness flooded.
There is no new world.
I must live in this damn world.
I fly into a rage.
I will fight with my rage.
I am a monster.
You will fight with your love.
You're God's children.
歌い終わったスミレを、スタンディングオベーションが迎える。スミレは客の上に広がる青空を見ている。湧き上がるアンコール。スピードが短いフレーズ演奏すると、大きな歓声が起きる。アンコールが繰り替えされる中、スミレはじっと青空を見ている。
The hatred and sadness flooded.
There is no new world.
I must live in this damn world.
I fly into a rage.
I will fight with my rage.
I am a monster.
You will fight with your love.
You're God's children.
歌い終わったスミレを、スタンディングオベーションが迎える。スミレは客の上に広がる青空を見ている。湧き上がるアンコール。スピードが短いフレーズ演奏すると、大きな歓声が起きる。アンコールが繰り替えされる中、スミレはじっと青空を見ている。
+ + + + + + + + + +
「この時、ジーニーから電話がかかってきました」
驚く春日。
「客席中央通路の一番奥を見るようにスミレに伝えろと。私はすぐにスミレの近くへ駆け寄って、ジーニーからの伝言を伝えました」
リョウがスミレのそばに駆けつけて、スミレに話しながら中央通路の奥を指差す。スミレの頬が桜色に紅潮し、笑顔が広がる。スミレはマイクをリョウに預けて走り出す。ステージを飛び降り、一直線に中央通路を駆けていく。彼女が駆けていく先には一人の青年が立っていた。スミレは青年に飛びついた。青年はスミレの全てを包み込むように抱きしめた。
「あー!止めてください」
春日が突然立ち上がって、モニターを指差して叫んだ。慌ててDVDを止めるリョウ。
「彼だ…」
「どうしたのですか?」
「昼間、彼に合いました」
「清(きよし)君に?」
「彼のことを知ってるのですか!?」
「ええ。でも彼はタカシの事件とは関係ないと思いますよ」
「あ、違います。先輩のさくらさんが彼を知っているらしく、学食で話しかけたら罵倒してきました。警察を役立たずって言うし、徳川さんのことをじじいと呼んだり、僕のことなんてワンちゃんって」
憤慨して言葉を失う春日。吹き出すリョウ。
「笑わないでください!」
「失礼。彼は口が悪いんですよ。だから、嫌われて友達がほとんどいない」
「山崎さんは彼の友達ですか?」
「いいえ。知り合い…かな」
驚く春日。
「客席中央通路の一番奥を見るようにスミレに伝えろと。私はすぐにスミレの近くへ駆け寄って、ジーニーからの伝言を伝えました」
リョウがスミレのそばに駆けつけて、スミレに話しながら中央通路の奥を指差す。スミレの頬が桜色に紅潮し、笑顔が広がる。スミレはマイクをリョウに預けて走り出す。ステージを飛び降り、一直線に中央通路を駆けていく。彼女が駆けていく先には一人の青年が立っていた。スミレは青年に飛びついた。青年はスミレの全てを包み込むように抱きしめた。
「あー!止めてください」
春日が突然立ち上がって、モニターを指差して叫んだ。慌ててDVDを止めるリョウ。
「彼だ…」
「どうしたのですか?」
「昼間、彼に合いました」
「清(きよし)君に?」
「彼のことを知ってるのですか!?」
「ええ。でも彼はタカシの事件とは関係ないと思いますよ」
「あ、違います。先輩のさくらさんが彼を知っているらしく、学食で話しかけたら罵倒してきました。警察を役立たずって言うし、徳川さんのことをじじいと呼んだり、僕のことなんてワンちゃんって」
憤慨して言葉を失う春日。吹き出すリョウ。
「笑わないでください!」
「失礼。彼は口が悪いんですよ。だから、嫌われて友達がほとんどいない」
「山崎さんは彼の友達ですか?」
「いいえ。知り合い…かな」
PR
この記事にコメントする